レキソタン(ブロマゼパム)
レキソタン(ブロマゼパム)は、不安や緊張、恐怖感や睡眠障害を改善する薬として、神経症やうつ病などの治療に用いられている薬です。この記事では、レキソタン(ブロマゼパム)とはどのような特徴を持つ薬なのか、用量や報告されている副作用などについてまとめました。
レキソタン(ブロマゼパム)の特徴
レキソタン(ブロマゼパム)や、服用することによって脳のベンゾジアゼピン受容体に結合することでGABA神経系の作用を増強します。このことによって、不安感や緊張、抑うつ、脅迫、恐怖、睡眠障害などを改善するとされています。通常は、うつ病や神経症といった精神的な症状の他、心身症といった体の不調が出る病気に対しても用いられています。また、麻酔前にも用いられる薬です。
レキソタン(ブロマゼパム)の用法
神経症やうつ病の治療薬として用いられる場合には、通常成人では1日あたりブロマゼパムとして6〜15mgを2回または3回に分けて服用することになります。ただし、年齢やそれぞれの症状によって増減されます。
また、長期服用を行っている中で急に服用をやめてしまった場合には、イライラや不安感、震えなどといった症状が見られる場合もあります。このことから、医師に指示された用量を守ることが大切です。
レキソタン(ブロマゼパム)の注意点
服用によって眠気を感じることがあります。また、注意力や集中力、反射運動能力などが低下するというケースがあります。このことから、自動車の運転など危険を伴う可能性がある機械の操作は避ける必要があります。
また、別の安定剤や抗うつ剤などと併用した場合には、薬の作用が強く出ることがあります。そのため、現在服用している薬がある場合には、必ず前もって医師に伝えてください。
レキソタン(ブロマゼパム)の副作用
レキソタン(ブロマゼパム)の副作用としては、発疹やかゆみ、眠気、ふらつき、めまい、口が渇く、疲労感や脱力感を感じるといったものが報告されています。以上のことから、服用後に気になる症状が見られる場合には、主治医や薬剤師に相談しましょう。
まとめ
神経症やうつ病などの治療にも用いられるレキソタン(ブロマゼパム)について紹介してきました。うつ病の治療を行う際には薬を用いるケースが多く見られますが、原因や症状によってはほかの選択肢がある場合もあります。
そのため、薬を服用していても症状の改善が感じられないといったときには、主治医に相談してみるとともに、セカンドオピニオンにてほかの医師の見解を聞いてみるのも良いでしょう。例えば心理療法や栄養療法など、薬を使わない治療方法が選択肢として上がってくる場合もあるかもしれません。ぜひ自分に合った治療法を見つけていきましょう。