リフレックス(ミルタザピン)
このページで紹介しているリフレックスは、うつ病やうつ状態の治療に用いられている治療薬です。リフレックスの主成分であるミルタザピンは、オランダで1980年に開発されたもの。日本では2009年より用いられています。ここでは、リフレックス(ミルタザピン)の特徴についてご紹介していきます。
リフレックス(ミルタザピン)の特徴
リフレックスの主成分はミルタザピンとなっており、NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)に分類されています。
飲み続けることで脳内のノルアドレナリンやセロトニンの働きを増強することによって、神経伝達をスムーズにします。このことにより、気分を和らげて不安や落ち込み、イライラ、不眠といった症状を改善することが期待されています。また、抗ヒスタミン作用により眠気や食欲を増進するとも考えられています。
リフレックス(ミルタザピン)の用法
服用する際には、通常成人の場合は1日1回15mgから服用をはじめ、その後1週間以上継続して服用した後に15〜30mgを服用します。ただし、年齢や症状によって1日45mgまでの範囲で増減が行われます。 ただし、増量を行う場合には1週間以上の間隔をあけて、1日用量として15mgずつ行われます。
初発例でも年単位で服用を続ける必要があります。ただし症状が安定してくることによって服用量を減らし、最終的には終了することも可能です。また、再燃を繰り返す場合には、より長期に渡って内服を続けることになります。
服用の際には、指示された方法に従うことが大切です。
リフレックス(ミルタザピン)の注意点
服用後には眠気やめまいといった症状があらわれることがあります。そのため、自動車の運転や危険を伴う機会の操作は避ける必要があります。また、アルコールを飲用することによって薬の鎮静作用を強めるといったケースもありますので、可能な限り避けましょう。
リフレックス(ミルタザピン)の副作用
服用を行った際の副作用としては、傾眠、口渇、倦怠感、便秘、体重増加、浮動性めまい、頭痛といったものが報告されています。気になる症状がある場合には、担当の医師や薬剤師に相談してください。
まとめ
リフレックス(ミルタザピン)について紹介してきました。うつ病の治療には、薬を用いる以外にもさまざまな選択肢があります。もし薬を服用していても症状の改善が感じられない場合には、主治医への相談はもちろんセカンドオピニオンなどの選択肢も考えられます。うつ病の原因をしっかりと突き止めることによって、薬以外にも自分に合った治療方法が見つかるかもしれません。