抗不安剤
心の調子を崩してしまい、クリニックに受診して診察してもらった際、その症状や状態に応じて薬を処方されることがあります。
ここでは心療内科やメンタルクリニックなどで処方される、抗不安剤についてご紹介していきます。
不安や緊張を和らげて症状を改善に導く抗不安剤
抗不安剤は、過度な不安や緊張を和らげる薬です。日常生活に支障をきたすほどの強い不安障害の症状がある場合に処方されます。
現在主に使用されている抗不安剤は、「ベンゾジアゼピン系」と言われているものです。
中枢神経系を抑制する、脳内神経伝達物質のひとつ「GABA」の作用を強くすることで、脳内の活動がゆっくりとなり、心の不安や緊張を和らげられます。
即効性があるため頓服として使用されることも多く、「今必要だ」というときにすぐに使えるという安心感を持てる薬です。
1回あたりの費用・治療期間・リスク・副作用
1回あたりの費用
- 20錠…500~1,000円程度
※3割負担の場合
治療期間
2~3ヶ月から6ヶ月(程度にもよる)
リスク・副作用
副作用は種類によって違いがありますが、一般的には特に以下のような症状が挙げられます。
- 眠気
- ふらつき
- 離脱症状…など
抗不安剤を飲んでいる人の声
眠くてたまらなかったです
以前、パニック発作を起こしたとき、抗不安薬を処方され服用していました。
尋常でないほどの眠気がでて、とにかく眠かった…。食事中でも寝てしまうくらいの勢いでした。
強い眠気がきて起き上がるのもつらかった
不安神経症で、5年ほど抗不安薬を飲んでいます。
ここ2年は8割程度まで回復してきました。仕事にもしっかり行けています。
たまに不安が顔を出しますが、5年前よりは全然マシです。
だるくなってしまいました
飲んだその日は効いているのかいないのかよくわからなかったのですが、翌日服用したあたりからすごく効いてきました。
だるくなってしまって、不安がなくなるというよりは、何もしたくなくなりました。
まとめ:医師の指示に従って服用することが大切
服用には注意点がいくつかありますが、特に注意すべきことはアルコールと同時摂取することです。
同時摂取すると中枢神経抑制作用が増強し過ぎるため、呼吸中枢など生命維持に必要なところまでが止まってしまい、生命に関わる危険性があります。
妊娠中の人や肝機能に悪影響を及ぼす身体的問題を抱えている人などは、慎重に服用しなければいけません。
そのため主治医には自身の体についてしっかり伝える必要があります。そして指示された通りに服用することが大切です。
不調の原因を特定すれば自分に合う治療にたどり着く
うつ病の治療と聞いてまず初めに思いつくのは薬物療法ではないでしょうか。しかし、うつ病は心の不調だけでなく体の不調や脳の栄養不足、腸内環境の不調など、様々な原因が潜んでおり、その原因にアプローチする治療メニューを行うことが、改善への一番の近道と言われています。
必ずしも、薬の服用が症状改善に寄与するとは限らず、原因とは異なる治療を行うことで、副作用に悩まされたり、症状が悪化してしまう恐れもあります。
当サイトでは、原因を特定する検査と治療メニューが豊富な東京の心療内科を厳選して紹介しています。薬に頼らず身体や心の負担を抑えた治療を受けたい方や、自分に合う治療を受けたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
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