睡眠薬・睡眠導入剤
心の調子を崩し、クリニックに受診して医師に診察してもらった際、その症状や状態に応じて薬を処方されることがあります。
ここでは心療内科やメンタルクリニックにて処方される、睡眠薬・睡眠導入剤についてご紹介いたします。
睡眠の質を整えて症状を改善に導く睡眠薬
心の病気を抱えている人に起こりやすい問題の中に、睡眠があります。
「眠れない」「眠りが浅い」などといった、不眠の症状を訴えることが多いです。
睡眠が不安定になってしまうと、疲労している心と体の回復が難しくなり、集中力低下や倦怠感、イライラなどといった症状につながる可能性があるため、睡眠の確保は重要なポイントとなります。
睡眠薬・睡眠導入剤の種類
種類は下記に分類されており、うつ病それぞれの症状や重症度に合ったものが処方されます。
- 非ベンゾジアゼピン系
- ベンゾジアゼピン系
- メラトニン受容体作動薬
- オレキシン受容体拮抗薬
1回あたりの費用・治療期間・リスク・副作用
1回あたりの費用
- 短時間型睡眠導入剤(10錠)…3,000~4,000円程度
- 短時間型睡眠薬(10錠)…5,000~6,000円程度
- 中間型睡眠薬(10錠)…2,000~4,000円程度
- 中間型睡眠薬(25g)… 50,000~60,000円程度
治療期間
3ヶ月~6ヶ月程度(程度にもよる)
リスク・副作用
副作用は睡眠薬の種類によって違いがありますが、一般的には以下のような症状が挙げられます。
- 眠気(持ち越し効果)
- 喉の渇き
- 脱力・ふらつき
- 一時的な健忘
- 反跳性不眠(離脱症状)…など
睡眠薬・睡眠導入剤を飲んでいる人の声
味が好きじゃないので飲みにくい
入眠時の切れ味は悪くありません。効果が短時間であまり持続しないなのがちょっと難点かなと思います。
そして味が苦くて、頑張って飲むのは飲むんですが、どうにも受け付けられません…苦笑。
強い眠気がきて起き上がるのもつらかった
以前眠れなくて精神的に参っていたときに処方してもらった睡眠薬は、飲むと強烈に眠気が襲ってきて抵抗できませんでした。
そしてなかなか起き上がれませんでした。
眠れるようになって嬉しかったけれど
睡眠薬を飲み、眠れるようになってとてもよかったと喜んでいました。ですが今、頭痛や吐き気、だるさなどの副作用に悩まされています。
これのせいで気分までふさぎこんでしまいました。
まとめ:医師の指示に従って服用することが大切
睡眠薬は、その人の症状に応じて処方されます。そのため自己判断で服用を中断したり、量を増減したりするのは危険です。量に疑問がある、薬の効き目が良くないなどといった、気になることは医師に相談しましょう。
また、睡眠薬はほかの薬と同じく、アルコールと一緒に飲むのは避けましょう。同時摂取は記憶障害やイライラ感、不安や焦燥感などの副作用が強くなると言われています。
さらに飲み続けることで耐性や依存性も報告されており、精神的にも不安定な状態になる可能性もあります。必ず医師の指示に従って飲むようにしてください。
不調の原因を特定すれば自分に合う治療にたどり着く
うつ病の治療と聞いてまず初めに思いつくのは薬物療法ではないでしょうか。しかし、うつ病は心の不調だけでなく体の不調や脳の栄養不足、腸内環境の不調など、様々な原因が潜んでおり、その原因にアプローチする治療メニューを行うことが、改善への一番の近道と言われています。
必ずしも、薬の服用が症状改善に寄与するとは限らず、原因とは異なる治療を行うことで、副作用に悩まされたり、症状が悪化してしまう恐れもあります。
当サイトでは、原因を特定する検査と治療メニューが豊富な東京の心療内科を厳選して紹介しています。薬だけの治療に頼らず身体や心の負担を抑えた治療を受けたい方や、自分に合う治療を受けたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
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